明治の建物で日本(東京)の古くてちょっとハイクラスな料理を出すお店がたちならぶ神田須田町。
古びた藪蕎麦の看板をかかげたかんだやぶそばもその地域の一角にあります。
門から庭を抜けて玄関。お客さんがとても多くテーブルもお座敷もいつもいっぱいなのですが、なぜか人の多さがあまり気になりません。お店の方の目も隅々まで行き届いていて、しっかりと「お客さま」な気分になります。
青みがかったそばは新そばの十割をイメージさせますが、ウェブサイトをみると、どうもそばもやしの汁を入れてるそうな。ただ、このお店はそばの「純粋さ」を気にするお店ではなく、東京で培われた文化を感じつつ、みんなでくつろいでつるつるとそばを食べて楽しい時間を過ごすお店だと思います。お酒をちょっと飲みつつ食べるもりそばはつるりと口のなかに滑り込み、いわゆる「純粋(もしくはオシャレ)」そばに比べると価格がリーズナブルなため、ついつい何枚もすすってしまいます(結果、余計にお金を使ってしまいますが)。
駒形どぜうと同じく、東京育ちの祖母・父親とよく出かけます。そしてそれらの古い人たちはかならず芝海老かき揚げの天たねを注文します。これが個人的にはあまり好みではないのですが、この手のものは古い人たちには懐かしいんでしょうか。