神戸出張の後一日休みをとって上六の都ホテルで朝を迎え、黒門市場のすぐ裏にある川ひろに11時の開店まもなく入店しました。
8席ある店内には先にもう一組のカップルがいました。じいちゃんに「まむしでいいね」といわれたので二つ頼んで、肝焼きなんかがないかどうか聞いてみると、肝系はやっていないとのこと(ただしまむしには肝吸いがついています)。ついでに白焼きを頼もうとしたら「白焼き、一匹だよ?食べられる?量多いよ?」たしかに寝起きにまむし一杯(うなぎ一匹+ご飯二膳分)と相方のまむしの残り(1/4くらい)に白焼き一匹はつらいかもしれない。「うちのは本物の白焼きだからね。うちは売れたらうれしいけど、まむしがおいしくなくなる。」と言われて今回は断念。白焼きは仕上げの焼きに湯葉をつかうらしいですが、湯葉でうなぎを巻くという説明だけではよくわからないどのように使うのか、まむしを食べてもいないのに次回は白焼きを食べにくることにしました。
串打ちが終わったばかりのまるまる太ったうなぎがカウンターの上で並んで畳まれて怪しく光っています。今にも弾けそうなぷりぷりと肉付きのいいこのうなぎは鹿児島産の養殖物だそうです。じいちゃんいわく「うなぎがビール瓶みたいなんがうまい」。
おもむろにかつおぶしを手にとって、店内のスライサーに入れて、極薄の削り節を作り始めました。なにに使うのかと思ったら、きゅうりの漬物についてきました。さすが魚市場の裏です。
まむしも、白焼きも、蒲焼も、うなぎは一匹単位。
つけあわせのきゅうりの漬物も一本。
単位はすべて一です。
まむしのうなぎは表面がぱりっとして、弾力性のある中身。9割焼いて最後にたれをつけてやくためか、表面のたれ色と中の白のコントラストがまぶしい。まるで新庄の歯のようです。弾力性も白さも、身が厚いぶん余計に感じます。ご飯の下に隠れているうなぎは、ご飯に蒸されたような感じになってすこしやわらかくなっていて、少し違う味が楽しめます。たれは甘すぎず辛すぎずですが、すこし粘りがあります。そのままではくどいですが、きゅうりの漬物と一緒に食べるとさわやかです。
営業時間が短く、平日の昼しかやっていません。
お品書きはありませんが、まむしは3300円。
衛生状態とか接客について酷評もありますが、今回に限るとフレンドリーで好印象でした。衛生状態は普通だし(娘さんあたりが改善したのかもしれませんが)、接客は確かに幾分の癖がありますが、お年寄りをいたわる心を持てば…大阪に帰ったらぜひ再訪したいお店です。