早稲田に住んで6年超。
明治通りの馬場口交差点近くによく目の前を通りすぎていた蕎麦屋があります。
今日までこの蕎麦屋を知らなかったことが大変悔やまれます。
18時前。二人でお店に入ろうとすると「もり」(店名です)のTシャツをきたおっちゃんが出てきて、出前だったのでしょうか、どこかへ行ってしまいました。お店に入ると残されていたのは奥さんらしき方。実際に蕎麦をゆでるのはどうもおっちゃんらしいので、とりあえず注文だけとってもらいました。変わりそばとせいろの二色そば。今日の変わりそばは菊ねりそば。今日は田舎そばが終わってしまっているらしく、三色はできませんでした。しばらく雑誌を読みつつおっちゃんの帰りを待ちます。そこで手持ち無沙汰になってメニューを裏返すとお酒を飲む人用のメニューでそばがきを見つけたので注文。
しばらくしておっちゃんが帰ってきて厨房に入りますが、おっちゃんでかいので狭い厨房はもう一杯。
まずはそばがき。全体的に堅めの感触がなんともいい感じでした。つゆはしょうゆとかつおだしがベースと思われるものの、どちらの味も自分は自分はと主張していなくて、甘みと辛みのバランスもよく、薄くもなく濃くもなく。薬味のわさび・大根おろし・ねぎとともに絶妙なバランスです。
まずは隣にせいろがきたのでつまみ食い。
細めに切った、角のある二八がつるつるとのどを通っていきます。
十割を打たずに二八にしたのは、粉が十割に合わないからだそうです。
前述のとおりつゆの味が絶妙なので、ついついそばをつゆに浸してしまいますがそれもまたよし。
そして変わりそばは更科に黄色い食用菊を練りこんだもの。
暖色系電球の照明だったのでその美しさを100パーセント堪能できなかったものの、歯ごたえ舌触りのど越しはどれも秀逸。更科ベースだけにせいろよりさらに角の立った仕上がりになっています。あとで聞くところによると更科は外二(10:2)で打ってるそうな。
手打ちそばとつゆのバランスが抜群。おそらくかなりの蕎麦オタクと思われるおっちゃんの人柄も好きです。
変わりそばのローテーションは三週間くらいだそうで、次は岩のりを練りこんだ黒いそばとのことで楽しみです。
このお店の弱点は営業時間が短いことと、お店が狭くて人が入らないこと。
特に夜はお酒を飲むおっさん客が多いため、8席しかない席が空いてないこともよくあります。
だから今日まで入店できなかったのです。
この店を6年も無視してラーメン屋に通っていた自分が情けない。
今までに逃したものの大きさを思うと悔やまれるのみです。
和田さん~お元気ですか?馬場のもりです~